Flickrを使っていて面白いなあと思うのは、世界中の人からのレスポンスがあるということですね。
最近、とあることをきっかけにして、”この写真が素晴らしいので、自分のサイトや著作物に使いたい”というメールを多くいただくようになりました。ちょっと前までは一ヶ月に2~3通程度だったのですが、ここにきて一週間に3~4通のペースになってきています。場所的には例えばボスニア・ヘルツェゴビナとか、イタリアのベネチアとか、カリフォルニアとかいろいろです。
理由としては
・アメリカのyahoo! photoがFlickrに統合してしまうので、yahoo! photoユーザーがFlickrへ移行しつつあり、Flickrユーザーが増えているのではないかということ
・そもそもYahoo!の画像検索にFlickrの写真が検索対象として入っていて、Yahoo!の画像検索ユーザーからの導線が増えているのでないかと思うこと
・最近、Flickrの公開写真の著作権表示であるクリエイティブコモンズの設定を変えた
というところかなと思います。
ちなみにクリエイティブコモンズというのはインターネット上の作品に作者自身が使ってもらいたい条件を明示して、作品を簡単に使ってもらうことを目的とした仕組み。
最近、Flickrを使っていて、いろいろな写真の著作権表示を見たときに「All Right Reserved」を設定している写真がとても多いことに気がつきました。多いというかほとんどですね。自分のサイト等に使いたいために写真を探している人にとっては、”使ってくれるな”と言っているに近いような気がしますね。プロカメラマンの写真とかどうしても著作権的に問題がありそうな写真ならともかく普通の風景写真なのにどうなんだろうと思って、もう一度自分の著作権表示を考え直してみようと思ったわけです。
実際にFlickrで著作権表示の設定変更をするのは、著作権の設定画面で、6種類のクリエイティブコモズから自由に選ぶことができます。
今までは
”Attribution-NonCommercial Creative Commons”
を選らんでました。
”skyseekerのクレジットを入れてもらえれば、非商用利用に限って自由に使ってください”という意味です。(詳しくはこちら)
でも、これだと商用利用ができなくて、自分の写真を使ってもらえるチャンスが減るし、商用利用で使ってほしくない写真は撮っていないので、2段階、条件をゆるくして
”Attribution Creative Commons”
に変更しました。”skyseekerのクレジットを入れてもらえれば、非商用や商用に限らず自由に使ってください”という意味です。(詳しくはこちら)
この商用利用をOKとすると、Flickrの中の写真検索で商用利用OKを条件にした検索結果にヒットするので、自分のサイトや著作物に使いたいために写真を探している人に見つけられる可能性がかなり大きくなるのではと思います。
実際には”Attribution Creative Commons”にした時点で、商用目的で利用したい人はskyseekerにメールで問い合わせしなくても、自由に使ってもらってOKなのですが、わざわざご連絡いただいているのはうれしいことです。
クリエイティブコモンズをうまく使うと、もっと楽しく写真などの自分の作品を公開できるかもしれませんね。
ほんとに便利な世の中になりました。
技術評論社
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