梓川のほとりでたった一人ぽつんと夜空を見上げる。
聞こえてくるのは、川の瀬音と虫の音だけ。
空いっぱいの星がすべて落ちてくるのではと、闇夜の恐怖感が湧いてくる。
まさにここは神が降りたる地「神降地(上高地)」。
飛行機がゆっくり空を横切っていく。
思い出すのは城達也のジェットストリームのあのくだり。
”満天の星をいただく、
果てしない光の海を豊かに流れゆく風に心を開けば、
煌めく星座の物語も聞こえてくる、
夜の静寂(しじま)の、なんと饒舌なことでしょうか。”
2007年秋 北アルプスの旅
撮影:Canon EOS 30D – SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO,
↓One click a day, please♪