北朝鮮のテポドン2号発射で”冷静に行動してください”と言いながら、一番あたふたしまくって”あなたが言うな”状態を露呈してしまった日本政府とマスコミ。ロケットならまだしも本当に戦争になったらこの国はどうなってしまうんだろうと平和ボケな疑問が沸いてきた週末でした。興奮して声が上ずった民放のアナウンサーは何を言ってもどうも信用置けないですね。
そんな平和ボケの日本をピリッと緊張させてくれた”飛翔体”ですが、もっとすごい飛翔体がわれわれの前に現れたどうなるんだろうと興味がわく一冊を読みました。
謎の航空機事故を調査していく過程で人類が出くわした”謎の飛翔体”、同じ事故で父を亡くした少年が拾った異性物。全く無関係だと思われた二つのものが、次第にリンクしていきこれまで人類が知りえなかった事実が歴史の表舞台に出てくるというドキドキ感。
また、大切な人を亡くした少年が異性物との接触によって、どう克服して生きていくのか、細かい描写で描かれる人間ドラマ。
読み終わったあと、爽やかな心の温かみを感じたハラハラドキドキのとても面白いSF小説でした。
“空の中に何かがある・・・”
そう思って空を見上げてみるのも面白いかもしれませんね。
200X年、謎の航空機事故が相次ぎ、メーカーの担当者と生き残った自衛隊パイロットは調査のために高空へ飛んだ。高度2万、事故に共通するその空域で彼らが見つけた秘密とは?一方地上では、子供たちが海辺で不思議な生物を拾う。大人と子供が見つけた2つの秘密が出会うとき、日本に、人類に降りかかる前代未聞の奇妙な危機とは―すべての本読みが胸躍らせる、未曾有のスペクタクルエンタテインメント。
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良い話です。皆がそう思うはず・・・でも。
何回読み返しても、泣けてしまいます
空想の世界
人生の喜怒哀楽が一冊に詰まっています
「大人の知恵」と「子どもの想い」