ベネチアは150もの運河が走る水の都。基本的に自動車や自転車などの車輪がついた乗り物は乗れないので、この街を観光するなら、歩くか水上バスかゴンドラに乗るしかないんですよね。
そしてベネチアでの最後の楽しみ「ゴンドラ遊覧」。
6人乗りのゴンドラにのった瞬間、ひっくりかえるんじゃないかと思うほど揺れる揺れる。でも、ベネチアの海はキラキラ輝いてキレイですね。
乗ったゴンドラは海から運河へと向かいます。で、最初に見えたのがこの橋「ため息橋」。ドゥカーレ宮殿と牢獄をつないでいる橋で、宮殿で裁かれた罪人が二度と牢獄から出られないだろうと罪人が溜息をついたことからこの名前がついたらしいです。
このゴンドラを漕いでいる漕ぎ手はゴントリエーレと呼ばれてます。ルールがあるとは思えない動きなのですが、不思議と狭い運河を壁やほかのゴンドラと衝突せずに進んでいくんですよね。
家々の間を縫うように張り巡らされている運河を静かに揺られながらスイスイと進んでいくのは気持ちいいですね。地盤沈下で運河に面した家ではドアのすぐそこまで水が!この街、かなり危険です。
このゴントリエーレさん、宍戸錠っぽくてかっこよかった。
ゴンドラは狭い水路を何度も曲がりながら、ベネチアの歴史ある建物から下町の路地まですべて見せてもらいました。
船着場に到着。40分ほどの遊覧もこれで終わり、本当に楽しい時間でした。ベネチアはすばらしい街ですよ。
短かったベネチア滞在も終わり、次はフィレンツェに向かいます。つづく・・・
2006年夏イタリアツアー